7スキン法で毛穴トレブルが解消するの?

7スキン法は毛穴に効果はありません!(キッパリ)

 

7スキン法は、韓国の美容番組でイ・ハニさんが紹介して、話題になり広がりました。

 

7スキン法を簡単に説明すると、化粧水を7回重ねづけするというものです。

 

7回化粧水を重ねづけすると、肌の水分量が増え、もちもち肌になるということです。

 

※回数は3回でも10回でもいいそうです。でも、3回では普通だし、回数が少ないので肌がよくなるようには思えない。10回だと多いのでやる気が出ない。それが7回だと肌がよくなるように思えるし、やる気も出るという心理をついています。

 

7スキン法のやり方の詳細
化粧水はノンアルコールのものを使用します。

 

1.コットンに化粧水をしみこませて、顔をていねいにふきとる。

 

2.手に化粧水をとり、顔に軽くパッティングしてしみこませる。

 

3.2.を6回くりかえす。

 

 

毛穴にもいいように思えますが。

 

 

しかし・・・

 

 

通常の化粧水に含まれている成分のほとんどが水です。

 

7スキン法では、ノンアルコールの化粧水を使うようですが、水を7回肌に押し込もうとしているのと同じです。

 

実際は、皮ふに少しだけ浸透しますが、ほとんどが蒸発してしまいます。

 

毛穴にトラブルがある場合は、皮脂が毛穴にたまっていますので、皮脂が水分をはじきます。

 

それより、洗顔直後はまだ皮脂によるバリア機能が整っていませんので、化粧水を大量につけると、角質層内にあるセラミドなどの保湿物質が化粧水といっしょに蒸発してしまう可能性があります。

 

そうなると、肌が乾燥しますので、開き毛穴には最悪な状況になります。

 

 

7スキン法で、肌の水分量が増えて、モチモチになったという声がたくさんあるけど?

 

ほとんどが、気のせいです。

 

あこがれの有名人が「これがいいですよ」といったら、それを信じ込んでしまうファン心理です。

 

あるいは、化粧水の後にはたいてい美容液や乳液をつけますので、こちらの効果だと思われます。

 

 

人によっては、パッティングを7回も繰り返すと、刺激によって肌が赤くなったり、シミができたりします。

 

 

化粧水の役割を知っておこう

 

化粧水は、洗顔後の肌を整えて、次につける美容液や乳液の成分が、肌に浸透しやすくするのが役割です。

 

化粧水をつけるとサッパリして気持ちが良いですが、それはアルコール(エタノール)の影響によるものです。

 

くりかえしになりますが、化粧水はほとんどが水ですので、大量につけても大半が蒸発します。

 

ですので、化粧水は少量を手に取り、軽くハンドプッシュで肌になじませるのが正しい化粧水の使い方です。

 

コットンを使用する場合は、コットンに十分化粧水をしみこませ、顔の内から外へすべらせるように、まんべんなく肌になじませていきます。

 

 

毛穴ケアのためには、化粧水よりも、洗顔方法や洗顔料の方が重要です。

 

洗顔方法や洗顔料については、別のページでご紹介しています。

 

 

 

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